ウサギはBarに                    行けないちん。                         うんうん、                 行けないちんなぁ。


by anzou_s
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社員食堂

これも、一応レストランというのだろうか。
本日最後の社員食堂である。感慨深い。

毎日何気なく食べていて、
毎日味が薄いだの濃いだの、油が悪いだの
文句を言いつつも、
なかなかに楽しい時間だったような気がする。
本日「最後の晩餐」ではないが、
ランチのメニューは一体何かな。

ここでのお気に入りのメニューはオムライス。
やや油が多めだけれどトロトロの卵がなんとも
食欲をそそる。

サラダバーも、カフェのコーナーも、
ソフトクリームもフルーツもある。
さすがは女性社員が沢山いる会社ならではだ。

思い起こせば初めてこの会社に入った時には、
ここの社員食堂はなんて美味いんだろうと
感動したもんだ。
前に勤めていた会社の社員食堂が、
めっぽう不味かったから余計だったのだが。

そういうわけでとりあえず、

暫くはシゴトを休んで、
本を読んだりJazzやクラシックを聴いたり、
美術館に通ったり、
カフェでぼーっと過ごしたり、
掃除をしたり、
料理をしたりする。

毎日慌ただしかったから、
ちょっと立ち止まる時間も必要なのだ。
特に私のような、頭の回転の悪い者には、
多忙な毎日のなかで何かを考えたり、
咀嚼したり消化したりすることがとても難しいから。

来週からは悠々自適の生活が始まる。
その前に明日から、超多忙スケジュール。

明日は6時の新幹線で大阪支社に入り、
仕事が終わったらすぐにキタのBarをハシゴする。
翌日もシゴト、また夜はBarをハシゴ。
翌日もシゴト、昼の飛行機で東京に帰り、
午後もシゴト、夜は送別会の席を用意して頂いた。

やっと帰宅するのは4日、午前様だろう。
きっとフラフラだ。
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by anzou_s | 2004-08-31 11:14 | レストラン

OLD SCOTT

前回不思議スポットをご紹介したのに調子づき,
今回も不思議Spot近くのBarをひとつ。

私が友人と連れ立って飲んでいますとね,
その友人,私よりお酒が弱いもんですぐ寝入ってしまうんです。
あげくに私をひとり残して帰ってしまう。

そんなとき昔馴染みのバーテンダーに,
「よっ,今日も置いてきぼりかい?」とからかわれる。
b0009494_23175751.gif

この挿絵は江戸の本所辺りの地図だ。吾妻橋,
両国橋なんてのも見て取れる。(もっと拡大すれば。)
上の方の大きい黒い部分,こちらは隅田川。

その江戸には昔から「本所七不思議」という奇怪な伝説があります。

墨田区江東橋。この界隈には江戸の昔,
よーく魚が釣れる堀がありました。
釣りに夢中になっている人は皆,時間を忘れ夕刻まで釣りをする。
辺りがすっかり暗くなって,さて帰ろうかと大漁のびくを上げると,

誰もいないはずの堀から
「おいてけ~おいてけ~」と声がする。
ビックリしてすぐにびくを上げ,逃げ帰ろうとするが
家に帰るとびくいっぱいに釣れていた魚が一匹もいない。

そんな不思議なお堀がありました。

私は父に叱られるとよく,
「置いてきぼりに置いてくぞ」と脅されたものです。
その置いてきぼりの傍にありますのが「OLD SCOTT」というBar。
2FがBarになっており,階段を上がるとキャッシングのATMも完備。
金を借りても呑みたい方にはお勧めだ。

店内はとても広く,結構な酒の種類もあります。
広い故,いつも店内は賑やか。
一人でふらっと立ち寄る店としてはイマイチお勧めできない。

カクテルもメニューにすべて写真入で,値段も税込み表示。
これならカクテルに詳しくない私のような者にも安心だ。
チャージ・サービス料も一切無しの良心的なBar。
(チャージやサービス料が悪いといってるわけではないが・・・)

女性バーテンダーもいる。
きちんと束ねた長い髪が印象的な美人で更に。

この方,なかなかよくできたバーテンダーで,
一ヶ月前に一度しか訪れた事がなかったのに,2度目,
「この前はどうも」と会釈された。

うーん,どうやらこの店では悪い事はできないようだ。

さて今日は「ザ・グレンリヴェット」のフレンチオーク12年を。

しかし,どうも私には普通のグレンリヴェット12年との
微妙な樽香の違いがわからない・・・。

まだまだ修行がたりないようだ。
PS:9/1~9/3まで舌を肥やす旅に出ます。
ブログもお休みです。
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by anzou_s | 2004-08-30 23:54 | My favorite Bar

本八幡界隈

千葉県の八幡。といえば、
「八幡の薮知らず」という言い伝えをご存知でしょうか。
 
市川市役所の斜め前にある薮知らずは、
一度入ったら出てこられないとか、
祟りがあるとかと言われて恐れられた所。
そして江戸時代以来『八幡の薮知らず』として
全国に知られる名所にまでなりました。

かの水戸黄門光圀が薮に入り、
神の怒りに触れたことから町民を集めて、
凡人の入る所ではない、決して禁を犯して入ってはならぬと諭した。

そんな言い伝えも残されているちょっとした
不思議スポットでもあります。

今でこそとても小さな竹薮ですが、
やはり中に入る者は誰一人としてありません。

昔は、一度中に入ると東西南北見分けがつかず
昼か夜かも見当がつかない。
それはそれは深い薮だったそうです。

そんな奇怪な場所近くに、
私にとって、とても奇怪なBarがございます。

名はサンクチュアリ。
20代半ばのまだ若い、割腹のよい髭のオーナーと
気の良さそうなオールバックがふたりでやっております。
どうもその二人、親分と子分。
例えるならばジャイアンとスネ夫。

なんともコミカルなキャラクター達を慕うお客が毎夜
どこからともなくやってくる。
ここは「八幡の薮知らず」。入ったら最後、
酩酊するまで抜けられないBar。

楽しいお喋りと旨いカクテル。
美味しい食事のメニューも多彩、
モルトの種類などはあまりないが、
ここは夜遅く迄営業していることもあって
近所の同業者の溜まり場にもなっている。
明け方4時から混み合うことだってあるのだ。

あるとき、甘いものが食べたくなり、
なぜだかここの店に立ち寄った。べつにケーキがある訳でもない。

「ケーキのように甘いカクテルをひとつ、よろしく」

そう言いますとオールバックの子分が、
何やら暫く考えた後
抹茶リキュールとクレーム・ド・カカオと生クリームを使った、
「抹茶小豆ムース」のような味のショート・カクテルを創ってくれた。
まだ名もなきカクテルだが、
また私が所望すれば創って頂けるかな。


 
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by anzou_s | 2004-08-30 13:27 | My favorite Bar

Casita

処は港区六本木。
たまには私もちょっとは洒落てみます。

夏の終わりには、都会の星空の見える
レストラン・バーへ出かけてみました。

六本木ヒルズの真裏、芋洗坂に面した
高級アジアンリゾートをイメージしたという、
モダンかつ、リゾートな雰囲気漂うオトナの空間。

混み合って席が満席なら空くまでの間
ドリンクもいただけるウェイティング・ソファもある。

まず軽く食事も済ませてしまった私は
カウンターバーをチョイスした。
席に通されればウェルカム・カード。
先に告げておいた自分の名前が書かれたCardが
置かれているのだ。ちょっとした気遣いが凄く嬉しい。

ここでは食事をとるなら奥のテーブルへ。
運良く席が空いていれば、
リゾートの雰囲気満点な、星座の見える
オープンテラスもお勧め。
場所柄、外国人も多く、場違いな客もいない。
お値段もちょっとしたものなので、
そう気軽には入れないのだろう。

どうやらここのオススメ料理はフォアグラのキャラメリゼらしい。
私は未だ味わったことはないが
つい最近TVを見ていたらデヴィ夫人が
ここのフォアグラを絶賛していた。

あんなに大金持なのに案外庶民的な所にもくるのかと
ちょっと親近感がわいた。これもテだろうか。

酒の数はそこそこ。
カクテルもとびぬけて美味いという訳でもない。
日本酒のカクテルなんていう
ちょっと変わったものを頂いてみた。

料理のほうもナンプラーを使った創作料理など少し頂き、
軽く飲んだ後、

珈琲とケーキを頂いた。
オーナーがパテシエだそうで、
デザートも非常に凝っていて旨い。
珈琲も豆から挽きたてである。

私はこの店を最初はレストランバーとして見てしまったからか、
少々辛口な採点になってしまったようだが、
レストランとして考えると気配りやサービス、雰囲気、
料理の見た目や味など値段と合せて考えれば、
90点といったところか。

ただ最近訪れた時、折角のオープンテラス。
ヒルズの夜景と星空が満喫できたのに

その下にはTUTAYAのネオンがきらびやかに光っていた。
とても悲しかった。
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by anzou_s | 2004-08-30 10:41 | My favorite Bar

日本酒Bar

今日はワタクシの両親と彼と4人でちゃんこ鍋を食してきました。
30歳で両親と夕飯を食べに行くと言えば
やはり親孝行としてご馳走せねばならないのでしょうね。

しかしわたしにはそんな経済力はございません。
我ながら情けないです。

PM7:00
ちゃんこ鍋「江戸沢」。八千代店

居酒屋としては美味かったです。
個室でとても落ち着いて食事が出来ました。
値段もとてもリーズナブル。家族で行った韓国旅行の話を酒の肴に
楽しい時間が過ぎました。

メニューのほうは,印象に残ったのはちゃんこでなく,
たらばがにの唐揚げ。旨かったです。
530円で身はさほど入ってませんが,「タラバガニの殻の唐揚げ」として
パリパリお煎餅な食感が楽しめました。
ただ,細かいところを指摘するようですが
衣がから揚げではなく,竜田揚げでしたが・・・。

ふと思うんですが,
ちゃんこ鍋と寄せ鍋ってどう違うんでしょうね。
鍋マニアの方がいたら是非に教えていただきたいです。
ま,こんな感想でしたのでトータルの評価は,
ご想像にお任せいたします。

PM9:00
少々飲み足りなかった私と彼は
両親たちと別れたあとに「日本酒Bar」へと繰り出しました。
そうです。いつだか鼻で笑っていた和酒Barです。
ここではそのBarの名前は伏せますが,

まず店に入りますと黒を貴重としたシックな店内に
ひとり男性客。紺の作業依を着た女性バーテンダー(?)としっぽり
飲んでいらっしゃいました。
その雰囲気に私はかなり期待大です。

カウンターは10席。小さなBar。入口近くに席を陣取りますと,
さしだされたおしぼりで手をふきつつ,
目をやるのがバックバー。

その見つめる先は今日は江戸切子のお猪口が入った棚でした。
それしがありません。やや,悲しいです。
しかたがないですよね,
日本酒は,冷酒で出しますから常温で飾ってはおけませんからね。

ま,気を取り直して一杯目。
季節限定秋田の「天寿」というお酒を頂きました。
大変フルーティーで飲みやすく甘い吟醸酒
メロンのような香り華やかな,と説明書きにありました通り,
非常にいいお酒でした。

お通しはインゲンと蒲鉾。なかなか粋なおつまみです。
気が利いたお皿に盛り付けられ,見た目にもおいしそうです。
女性ならではの気配りが行き届いていて
とても好感持てる店でした。

2杯目,
やや甘口の重いお酒よりも辛口でさっぱりと飲みたいと思い,
女性バーテンダー(?)のお勧めで
山形「ばくれん」を所望。
辛口でスッキリ,後味のキレもよく旨い。
少々,米麹の甘さもほのかにすばらしいバランス。

お酒も旨い。お通しも粋。
これはなかなか,とおもいましたが思ったようにお酒が進まないのです。

日本酒は満腹のときに飲むものではありませんね。
少々つまみながらいいお酒を頂く。これが私は一番美味しく
日本酒をいただけるコツのようなきがしてなりません。

更にお隣の席に女性2,男性1の3人組の客さんがやってまいりまして,
どうも男性のほうはいささか酩酊しているようです。
ろれつも回っていません。
日本酒Barとはいえ,このような狭い店内で大声で話すのはタブーです。
お連れの女性が嗜めるか,バーテンダーは場の雰囲気を読んで
なにかしらサインをおくるべきところだとおもいますが,
その男性の立ち居振舞いはエスカレート。
私のキモチをイライラさせました。

2杯目を終わりました時間は10時半。
もう一軒行っても終電には間に合う時間です。

気分を取り直して,スコッチもブランデーもカクテルもある,
「BAR」へ,私たちは消えてゆきました。
やはり,私には和酒の趣とかそういったものに縁がなさそうです。
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by anzou_s | 2004-08-29 01:54 | Bar

OPA!

門前仲町。八幡さま。
参道のような商店街がずっと続く町。
夏は蒸し暑く
夕刻時になれば歩道に一杯飲める屋台が並ぶ。

門前仲町のことを地元では「門仲」とは言わない。
「ナカチョー」と呼ぶのだ。
そう地元の友人に言われたが、
「門仲は門仲だろう」と信じて疑わなかった。
しかしよく店の屋号をみると、
「仲町歯科」「仲町○○」
パソコンの変換でも「もんなか」は素直に変換してくれないが、
「なかちょう」なら一発変換してくれる。
パソコンも江戸っ子か。

OPAに訪れようとおもった理由は、
自宅の近くにいいBarを見つけたかったから。

自宅から2駅離れた門前仲町へ、初めて降り立ち
外は生憎の雨。
傘とマピオンを印刷した紙を持って
八幡さまのあたりをてくてくと歩く。
駅からBarまでの道のりも重要なのだ。
駅を降り立ち、Barまでの道のりが何もなく暗ければ
気持ちも弾まない。
しかしここ門前仲町は活気のある下町の風情
和菓子屋やら蕎麦屋やら、
私の好きな風景がそこにある。
雨だというのに足取りも軽くやっとたどりついたその店は
看板が紫。いや、エンジ色。
女性が接客についてしまいそうな店の看板そのもの。
しかも2階。
おそるおそる階段を上るがドアを開ける気が萎える。
しかしドアに小さいバーテンダー協会の会員証ステッカーが
張ってあったので安心して、ドアを開ける気になった。
店は広く、長いカウンターと4人席が2つ。
シックで洒落た店内だ。ここが下町だということを忘れそうである。
というのも、ここは銀座OPA・大槻健二氏の支店。
ボストンシェイカーの名手といわれる彼の店だ。
カクテルの味も期待できそうである。

私は長いカウンターの左隅っこのほうへ席を取った。
バックバーのモルトが良く見えない位置だが、
特等席には先客。しかたがない。
まずは暑い夏の雨だったのでさっぱりとキティを所望。
2杯目のモルトにさしかかった時一人、
若い男性客がやってきて私の、更に左隅っこに座ったのだ。

OPAのカウンターはえらい長い。ゆうに12席はありそうだ。
私と若い男性客の間は2席。それでも距離は遠い。
「ジンリッキー」
バーテンダーにそう告げる声に聞き覚えがあった。
舌ったらずな甘えた声。そしてその声の主が良く飲んでいた酒。

ふと横を見ればやはり西麻布「坊其の弐」店長丹野氏ではないか。
久しぶりの妙な場所での再会に暫く絶句、
2杯目のモルトが終わるまで昔話に花を咲かせた。

これがOPAに行った初めての日だったので、
あまり内装やバーテンダー、お酒の種類などを良く覚えていない。
こんどはまた一人でじっくり確かめに行こうとおもっている。

丹野氏はここで誰かと待ち合わせ。
待ち合わせの方は雨の為遅れているようだ。
ま、野暮な話もなんだと思い、女性か男性かは聞かずにおいた。
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by anzou_s | 2004-08-27 15:27 | My favorite Bar

Moorie

「僕の名字が森村だからなんですよ」
私と同じ歳くらいの若いバーテンダーがそう言って笑った。

店の名前は「モーリー」。
由来は上の通り。実に単純明解。
このBarの場所は地元の人にも紹介しにくい。
住宅街の一角にぽつんとあるからだ。
最寄りの駅は森下になるのだろうか。
コテコテの下街風情、残る街。

地元の常連さんで連日大盛況。
ひとえに店主
(バーテンダーと呼ぶより店主のほうが似つかわしい風貌)
の人柄と、マニアックに揃えられたシングルモルトと
バーボンの品揃えに依るものとおもわれる。

森村氏はいたってラフだ。
きちっとしつらえた白いシャツも蝶ネクタイもしない。
くだけたシャツとトレードマークのサスペンダーが
この店の雰囲気と人柄を饒舌に語る。

ツマミは、言えばPizzaが出る、という程度。
一人で店を切り盛りしているのだから仕方がない。

私は今迄訪れたBarの、どの店はチャージがいくらだ、
とか、そういった事には感心がなかった。
ただ、ちょっと高そうな酒を頼む時は値段をお伺いするが。
勘定する時、納得できる金額であれば良いからだ。
運良く、今迄ビックリするような値段のBarには当たったことがない。

しかし。このMoorieは安すぎる。
Barでの勘定の高い安いは自分自身の価値観だが、
雰囲気、酒、バーテンダーの質。それらの評価を加味して
やはり私には非常に安く感じるのだ。

本日のカクテルなどは500円程度で飲める。
しかもそれがかなり、美味しいのだ。
シングルモルトも高くても2~3,000円程度。それ以上の酒は
あまりないといっていいだろう。
オールドヴィンテージも「こんな価格でいいの?」
と驚くものも少なくない。

平均して一杯1,000円と勘定しておけば財布は安泰。
5杯飲んでも5,000円程度なのだ。

その割にティスティングもこれでもかというほど勧めてくれる。
(気前が良いんだか高い酒でもお構い無しだ)
おねがいすればオールディーズのCDなぞ掛けてくれる。
(ここにはあまりJazzは似合わない。
割と"エルヴィス・プレスリー"、な雰囲気である。)

飾らず気取らず・・・街の酒場はこういう雰囲気でなければいけない。
そんな気持ちにさせてくれるアットホームなBarである。
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by anzou_s | 2004-08-26 10:30 | My favorite Bar

Bee

場所は墨田区,向島。こんなところにBarなんて?
あったんです。

街道沿いにぽつんと白いネオンカン。
そこを訪れたのは夏の暑い日でした。
夜といってもまだ明るい下町に,
私は中華を食べにやってきました。

中華料理人であり,ここ「Bee」のオーナー,山田氏

初めて,友人に紹介されここにやってきた日,
こんな場所にBarがあるなんて,というオドロキ,
中華が美味しい!というオドロキ,
カクテルも美味しい。というオドロキよりも,
山田氏のまあ,よく喋る事喋る事。
そのエンターティナーぶりに一番驚きました。
漫才師も顔負けするほどによく喋り,歌い,(歌いませんね・・・)
笑わせてくれるのです。

私ははじめていくBarへは,何かないかぎり
必ず開店したての店に行きます。

その日も開店したばかりのBeeへ。
一番乗りの客になるのはなんとも嬉しい。
私以外に誰もお客がいませんから,しばらくは山田氏の
なんともおもしろいその話を一人占めしていました。

そしてここはひとつ,やはり自慢の中華を食さなければ。
ひとしきりお話させていただいたあと,
フードメニューを見せて頂けば,中華料理屋のメニューと
見紛うほどの充実っぷり。
空きっ腹にガツッと,中華おこげを注文。

しばらくするとですね,
厨房からは香ばしい,おいしそうな香りがしてくるんです。
鍋とお玉がぶつかり合う小気味よいリズムの,
「カンカン!」という音に,私の胃酸も倍増,
食欲に拍車をかけました。

出来合いのものなんて使ってない,
ちゃんとしたあつあつの中華がいただける。
そしてしっかりした味のカクテルと
たまにいただける珍しいモルトウィスキーの数々。

この店は私の家からどうもちょっと遠くてなかなか行けないのですが,
事あるごとにふらっと出向いては,
中華と美味しいモルトウィスキーをいただくのです。

週末ともなればお客さんはいっぱい。
地元の常連さんに愛されて,いつもこの店は笑い声で溢れています。

ここのバーテンダー中森氏は銀座の有名店「タリスカー」の出身だそう。
彼に教えていただいた,浅草のグラス屋「創吉」もお勧め。
ここのグラスはクリスタルなのに\1,200~とかなりリーズナブル。
グラスの品揃えも抜群。更にはシェイカーやら,
Barのカウンターにあるようなお道具までもがキッチリ揃います。
お高いグラスなどは,欠けたりしても修理してもらえます。(有料)
銀座線浅草駅から徒歩1分。どうですか?
浅草寺へ行き,水上バスに乗り,創吉でグラスを買う。
そろそろ涼しくなりましたし,そんな下町散歩を楽しんでみるのも
また一興かもしれません。

夜は浅草むぎとろ&バーリー浅草へ寄ればもう気分は江戸っ子ですヨ!
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by anzou_s | 2004-08-25 20:01 | My favorite Bar

スタア・バーへようこそ

「スタア・バーへ,ようこそ」という本を知っていますか?
初版は今年の1月です。
私は,本が出た,と言う事は私も知っていましたが,
「まぁ,あまり面白くもないだろう」と侮っていて,
半年以上手にする事はありませんでした。

しかし,HEATHの大川氏とこの本の著者である岸氏とは
どうやらお知り合いだったらしく,
HEATHのカウンターの隅っこの方でこの本は
嫁ぎ先をひっそりと待っていました。

私はBar関連の本は殆ど,Barで仕入れています。
本屋さんに行ってもあまり売ってないからなんです。
私は,ここでこの本に出会ったのも何かの縁とばかりに
すぐさま買い求め,今晩の酒代といっしょにお会計を済ましました。

しかし,実は割と小さな書店にも置いてあるくらい,
ベストセラーになっているようです。
この手の本にしては珍しい事です。やはり面白いのでしょう。

この本の著者,先ほどもご紹介しましたが,
現役バーテンダーの岸 久さんという方の,
銀座のご自分のお店,スタア・バーのことや,
お酒にまつわるお話しや,ご自身の仕事に対する姿勢などを
軽快なリズムの文章と分かりやすい言葉で書いてあります。

Barには行ったことがない。という方もこれを読めば
「行ってみたい。近いうちに行こう。」と思うかもしれません。
行き慣れている方は,ん~明日はちょっと一杯・・・なんて
気分にさせられる,とても肝臓に悪い本かもしれませんね。

本の表紙帯には「バーのしきいは高くない。」と書かれています。
しかし,いくら敷居が高くないと言っているとはいえ,
私などはスタア・バーと聞けば銀座の超有名店。
こんな店にフラりとなんか恐れ多くて(それこそ敷居が高くて)
入れません。事実,未だに一度も行っていません。

とかいいつつ,お客さんの9割がウィスキー通,
舌も肥えてらっしゃるモルトウィスキー達の聖地
"HEATH"には一人でものこのこ行って
挙句にお会計が500円足りず,大川氏に,
「次でいいよ」などと言われてしまったりするのですが・・・。

ま,それはさておきこの本の,
裏表紙の帯にはあとがきを抜粋した一文が載っています。

「マドラーがほっぺたに当たって,
飲みにくそうな方を良く見かけるけども,
それは店側がちゃんと,出してここに置いてください,
などと説明して差し上げればいい事なのだ。」

この一節を読んだとき,同じような経験をした事のある私は,
思い切り頭を上下に揺らし,「うんうん!」と頷いた。

確かにそうだ。
何度かBarに足を運んだ事がある人なら,
その手の疑問を幾つか抱えているでしょう。
この本はそういった,難問珍問を解決してくれます。

私はそういった「どうしよう」の疑問を,
バーテンダーに聞くのが恥ずかしかった。聞いてしまうと
「この人は普段Barなんかに行きなれていないのに,
格好つけてカクテルなんぞのんでらっしゃる。」
なんて思われても癪だ。そんな風に思った。

カクテルの飾りについているグラスに刺さったフルーツを。
ブラッディ・メァリーに刺さったセロリを。
さあどうしよう。
迷うからもう頼まなくなったカクテルは数知れず。

そんな私の疑問はこの本で解決されたように思います。
今まで残していたマティーニのオリーブも
食べるようになりました。
(あれは飾りだと思っていつも食べずに残していたのです)

今思えば,この本を手にとって本当に良かったです。
そして何事も「おもしろくないだろう」とか
「わからないから手をつけない」ではなく,なんでも一度
トライする,分からない事があれば恥ずかしがらずに聞く,
そういう謙虚な姿勢も大事なのだな。そう思った三十路の夜でした。
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by anzou_s | 2004-08-23 23:07 | Bar

BAR LARGO(ラルゴ)

そんなわけで今回は銀座8丁目,ラルゴさんのお話。
なにがそんなわけかと言うと,
ここラルゴは前回お話しした,リンゴのブランデー,"カルヴァドス"
の品揃えが中途半端でない。

普通のBarなら2~3種類程度そろえていれば御の字だが,
ここはなんとそれのゆうに20倍はある。
バック・バーをみるとこの店が何に力を入れているか,
酒の配列などでなんとなく分かるが,ここは中央にカルヴァドスが
ズラーっと並んでいる異色のBarと言ってもいいのではないだろうか。

勿論モルトもカクテルもちゃんとある。
カルヴァドスを飲まない人を連れて行っても十分満足してくれそうな,
大人なムードのBarである。

カルヴァドスの酒瓶というのはなんとも殺風景なものが多く,
中にはラベルもないもの,ことごとく埃にまみれたものも少なくない。
それがどうやら味なわけらしいが。

ラルゴの通り沿いには洋酒の事ならお任せの酒屋"信濃屋"もある。
リキュール,焼酎,日本酒からウィスキー,ブランデー,ワイン,
ヴィンテージものや乾き物のツマミ,グラスなど酒にまつわるものなら
何でも揃っている。

ちょいと早めに仕事が終わった日には,
信濃屋で何か美味そうなスコッチとツマミを買い,
串揚げ屋などでちょっとつまんだあとに,
ラルゴに出かけて美味しいカルヴァドスを頂く。
これは至福のAfter5である。
まさに今,私はオトナだ!と思える一瞬である。

ラルゴでまずはカルヴァドスを使ったカクテルを一杯。
そう,ハーバード・クーラーか,一軒目で,
ちょっとお酒が入っていればアップル・カーなどが良い。
そして2杯目からはおまちかねのお勧めカルヴァドスを
肝臓とお財布の許すかぎり堪能する。

ここではちょっとしたパフォーマンスも見られる。

最初にグラスに少しだけカルヴァドスを注ぐんです。
そしてグラスを斜めに傾けて,火をともすのである。
美しい青白い炎がグラスにファーっと広がる。
炎は香りとなり,グラスの中に暖かい林檎の香りを充満させる。

そしてその酒を一度捨て,
あたらしい酒を注ぐのです。こうすることで液体の中に眠っている
香りを呼び覚まし,あたらしい新鮮な酒の味と香りを蘇らせるのです。

適度に暖かいグラスを手に,まず香りを嗅ぐ。
華やかな林檎の香りと甘い香りが鼻から脳に,五感に響く。
これから口にはいるであろうこの美味そうな香りの酒に
ものすごい期待が湧き上がる。

喉を通過する頃には,ジーンと染み入るアルコールが,
私の心を「生きてて良かった・・・」という気持ちにさせる。

あぁ・・・書いているだけで飲みたくなる。
酒とSEXは想像しているだけで罪だ。
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by anzou_s | 2004-08-22 03:14 | My favorite Bar