人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ウサギはBarに                    行けないちん。                         うんうん、                 行けないちんなぁ。


by anzou_s
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

二千円札

お札といえば,気の利いたBarへ行くと,つり銭の札は必ずピン札をくれる。
あれはとても気分のいいものだ。

ところで最近二千円札って見たことあります?
私の財布には昨日まで「いつお払い箱にしてやろうか」とばかりに
出番を待つ二千円札が一枚居候しておりました。
なんだか厄介なお札ですよね。ちゃんとしたお金ですのに。

一万円札で千円程度の買い物をしたとき
5000円札を交えてお釣りを貰うのが大体あたりまえ。
店側が5000円札をきらしていて,
「1000円札だけの釣りになってしまいますが。」
たまにそんな風に断りを入れられて,
ちょっと沢山釣りを頂いた気分になってしまうことがあります。

しかし二千円札が入る場合の「断り」はまた5000円札切れの時と
若干ニュアンスがちがう。
店側も,「2000円札なんて,交えちゃってよろしいでしょうかね?」
といったような感じだ。

お互いババ抜きでもしているかのように早く,
「ババ」のカードを捨ててしまいたいのである。
お客様に「ババ」をわたすわけですから,
そ知らぬ顔で渡すなんてことはしたくない。
そんなわけで「断り」を入れるわけだ。

つい先日の話。
首都高速を降りるのに700円支払った。
申し訳ないことに手持ちが一万円札しかない。

「すまないけど一万円札で」
と告げながらウィンドウをおろしてお金を差し出す。
料金所のオジサンはそのお札を快く受け取ったような気がした。
普通,嫌な顔をするのに,いいおじさんだ。
そう思ったのも束の間。

「ニセサツまじっててもいいですか?」

「へ?」(ニセサツ?)

こちら側に見えるようにおじさんは手早く
9300円のつり銭を数えてみせていた。

・・・ニセサツと聞こえたソレはニセンエン札であった。

そりゃそうだ。日本道路公団ともあろう団体が
大手を振ってニセサツを使うなんてことはあり得ん。

ちなみにニセンエン札の裏側。
左下の文章は源氏物語38帖「鈴虫」詞書で,
縦書きの文章を上半分だけ抜き取ったものなので,
意味は通じないらしい。
もし紫式部が生きていて,このお札を目にしたら,
怒り狂うに違いない。

全く話は変わりますが最近携帯のメールに架空請求詐欺の駄文がよく届く。
いつか添削して返信したいと思っている。
次回は架空請求のお話をしてみたいと思う。
by anzou_s | 2004-09-29 14:04 | その他