ウサギはBarに                    行けないちん。                         うんうん、                 行けないちんなぁ。


by anzou_s
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Bar,K

大阪1日目の夜も更け・・・
すっかりいい気分になった私は鼻歌交じりに曽根崎の町を歩いた。

「あの人もこの人も そぞろ歩く宵の街 どこへ行く二人づれ 御堂筋は恋の道
映画を見ましょか それともこのまま 道頓堀まで 歩きましょうか
七色のネオンさえ 甘い夢を唄ってる 宵闇の大阪は 二人づれ恋の街」

どうも大阪にいるあいだじゅう,この唄が頭から離れなかった。

新地の飲み屋街の真中にあった蒲鉾屋で土産を少し見繕ってもらい,
オヤジさながらに千鳥足で向かった先は「Bar,K」である。

今まで行った店の中ではいちばん広い店内だった。
迎えてくれたのはオーナー,松葉氏。

「樽」にて,いまから一人お客さんが行きます,
と伝えてもらっていた事もあって,
いきなりの女性ひとり客を手厚くもてなしてくださった。

樽の片をきれいに磨いて"すず"で綺麗に装飾されたフルーツの置き台の傍。
左端のバックバーにはアイラのお酒がずらり。

私はすかさずカリラのカスクをお願いした。
酔っ払ったな,と思ったら,スコッチを頼むのが一番だ。
ゆっくり飲めるしその間にチェイサーなどで酔いもさましやすい。

楽しい今宵を堪能しながらひとりしっぽり飲んでいますと,
お隣に若い男性客がひとり。
グレンキンチーのみたこともないボトルをオーダーしていた。
松葉氏は,「ただのキンチーじゃおまへんでぇ」とかるく笑いながらそれを差し出す。

私は興味深々,そのボトルに見入った。
すると,その男性客,
「このボトル気になりますか?」と話し掛けてくだすった。
私は,「見たこともないボトルなので」と答えた。

そこからひとしきり松葉氏を交えスコッチの話で暫く盛り上がった。
明日もBarへ行くというと,オーガスタというBarが良い。と教えてくれた。

梨のカクテルを作っていれば,少し小皿に梨を分けてくれたりもした。

カリラに瑞々しい梨はとてもよく合った。
普段果物など口にしない私が梨をこんなに美味しく感じた事はない。

カリラが空になると,ベリーニを頼んだ。
フルーツの置き台から桃のいい香りがしていたからだ。

ああ,そのままの桃をたべるよりもよっぽどにベリーニは桃の味がする。
果肉の舌触りがとても心地よい。
このままなにもかもなげうって大阪に住み着いてしまおうか。
こんな素晴らしい夜があるなら朝など来なくても,
ちっとも都合の悪い事などないではないか!

そのときは酔った頭で本気でそう考えた。

本日最後の酒に酔いしれていたのは午前一時。
ホテルに帰り,シャワーを浴びて,
寝床にはいるや,死んだように眠った。

いい気分だ。
明日はオーガスタへいかねばならぬ。
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by anzou_s | 2004-09-06 00:47 | My favorite Bar